誰でもそうなるよね！
でも検査結果の意味をちゃんと知っておくと、ドキドキはしても怖がる必要がないって分かるかもね！

確かに感染してないって判定なんだけど、即日検査でも通常検査でも郵送検査でも陰性の意味は同じね。
検査の約3ヶ月前まではHIVには感染していなかったということね！

そう！
ウインドウ・ピリオドって覚えてるよね。

HIVに感染した直後の、抗体やウイルス量が検出できる量に足らずに正しい判定ができない時期ね。

もひとつ陰性について！
自分のこれまでのセックスで大丈夫だって思わないことね！

たままた運が良かったから感染しなかったんだと思ってほしいね！

何年も続く長い無症候期には文字通り症状が全く出ないから、自分もセックスの相手も感染しているかどうかは見かけじゃ分からない。
検査でしか感染しているかどうかを確認する方法はないんだ。

HIVの検査を受けたことがない人は受けたことがある人よりはるかに多いし、たとえ検査で陰性だったから安全だよって言われても、その後に感染しているかもしれないしね。

そんな環境で感染しなかったって、運が良かったって思わない？

逆に過敏に感染を恐れすぎても、セックスは気持ちよくはならないし。
どこまでなら安心してセックスを楽しめるのか、検査を自分のセックスを振り返る機会になるといいなと思うんだ！

次は、即日検査や郵送検査で陽性、または偽陽性、要再検査の意味ね。

そのとおり！
そこで、HIVの感染の疑いがある場合に、即日検査では要再検査ということになる。
郵送検査では陽性って判定を出すことが多いんだ。

第１段階のスクリーニング検査ではとても感度の高い検査をするから、どうしてもHIVに似ているものまで拾ってしまうんだ。
偽陽性って言葉、覚えているよね！

そのとおり！
保健所の即日検査の場合には、そのまま確認検査に進むから、必ず後日に検査結果を聞きに行かないといけない。

郵送検査の場合には、自分で保健所や医療機関に行って検査をしないといけないよ。

通常検査や確認検査での陽性の判定は、HIVに感染しているってことね。

すぐに判定を受け入れることは難しいかもしれないけど、陽性判定が出たからって決して落ち込む必要はないんだよ！

元気な状態で検査したんだから、HIVに感染はしているけどエイズは発症してないって分かったんだ！

今の健康状態をキープしつつ治療は通院だけで済むし、家族や職場、学校にも言う義務はないから、秘密もキープできるし！

もちろん、仕事も学校も生活も恋愛も、これまで通りの生活ね！

エイズを発症してHIV感染が分かると入院治療が必要な場合もあるし、発症前での治療とは大きな開きがあるんだ。

入院となれば、仕事や学校も休まないといけないし、家族などにも知られてしまうよね。

HIV感染は死なない病気になったって言うけど、放置すればいずれエイズを発症して、今でも感染の発見が遅れて亡くなる人はいるんだよ！

その通り！
検査で陽性判定が出たということで死刑宣告のようにショックを受ける人も多いけど、陽性判定の本当の意味は「早く分かってよかったね！」ってことなんだ！

HIVを持ちながら社会で活躍している人は、気付かないだけで実はたくさんいるんだ！

だから陽性判定は朗報なんだ！